学名について
- 2009年05月17日

動物や植物といった生き物について述べる際、標準和名を使ったり学名で呼んだり小生もしますが本日はその学名について触れたいと思います。 例えば写真のオオテンジクザメですがNebrius ferrugineus と言います。 先日プレイグラウンドにて出会った2.5mもあったメスです。 Nebriusは言わば苗字でGenus(科)を表し分類学上の近種をまとめた呼び名である。 ferrugineus がSpecies名で各種固有の名前です。 このように2つの名前で区別する事を binomial nomenclatureと言います。時々他のダイビングサービスのブログを読むと誤った名称を使っていたり確信がないのに学名が使われたりしているので小生があえて申し上げたいのは学名使用はほぼ間違いなくその種類である確固たる証拠、解剖の結果、体の特徴などにもとずくものでなければいけません。 安易に乱用されては単にイントラの自慢、間違えていた場合は恥かきとなるでしょう。 疑わしき場合は学名でもgenus 名の後にsp、すなわち 何々の仲間と記されるべきです。 また、分類学的に精査した結果新種と判明した場合は旧名と新称が同時に書かれるかもしくは仮称に留めたりするのが正しい。 学名は発見者、もしくはその生物をとことん解剖、、究明した研究者がSmithsonian Instituteの自然科学部に報告し受理され審査の末、認められると発表されます。 小生もグアム大學時代にこれこそは新種と思しきチョウチョウウオの仲間をココスラグーン内で見つけそれをSmithsonian に送ったがChaetodon octofasciatusの体色変異で新種とは認められませんでした。 認められていれば名付けの親の名前も学名の後ろに付けて表示ができたはずですがこれは残念でした。 それに懲りた訳では到底ございませんで小生日々新種、珍種との出会いを期待し潜っております。 ちなみにオオテンジクザメはレア度2です。彼らは行動半径が広く特定の場所で必ずいる事は滅多にありませんが昼間は身を隠せるオーバーハングやほこらのような窪みなどに寝ています。 夕方になるまで起きませんのでこの写真のメスも午後からもう一度会いにいったらやはり同じ窪みにいました。



